韓国の歯医者へ！保険や料金の違いに大きな差がある？

こんにちは🌟

最近の韓国は少し肌寒くなってきました。朝と夜は羽織るものが必要です。

さてさて、最近初めて韓国で歯科治療を受けました！

韓国の歯科治療は、保険適応の治療や料金など日本と違います。今回は治療を受けた感想と共に、その違いについて書いていきたいと思います！韓国で歯科治療を受ける方の参考になると幸いです🥳

歯医者を選ぶときに注意すること

過剰診療に注意

どの歯医者に行くのか迷いますよね。私の場合は旦那が探してくれたのですが、けっこう厳選していました…！

なぜなら韓国では과잉치료(過剰診療)を行う歯医者が問題になっているからです。

過剰治療とは、名前の通り不必要な診療を行うことです。

不必要な治療や高価な治療を勧めてくる人もいるので、必ず2.3件くらい病院をまわって比べた方が良いかなと思います。

私の旦那も歯医者を選ぶときに、2件くらい実際にまわっていました。また、こちらが質問をしたときに丁寧に答えてくれる先生なのかどうかや、経歴も見ていました！

費用が分かりづらい

日本の歯医者のHPを見ると治療方法と共に費用や使う材料などについて詳しく載っていますよね。でも、韓国の場合は治療方法については載せてあっても、費用までは載せていないことが多いと感じます。

不便ですが、気になる方は電話で直接聞くしかないです。

医療機関によって自己負担額が違う

歯科だけでなく一般の病院もそうですが、韓国は医療機関によって保険の自己負担の割合が違います。

• 歯科医院…30%
• 歯科病院…40%
• 歯科大学附属病院…50～60%

虫歯の治療と親不知の抜歯をしました！

今回私はピョンテクの歯科医院に来ました！

以前スケーリング(歯石とり)をした際に、虫歯が見つかったからです。

ちなみに韓国では歯石とりは1年に一度だけ保険適応になり16000ウォン程で受けられます。それ以外は自費になり50000ウォン～60000ウォンかかります。

私は自覚症状がなかったのですが、今回保険を利用し歯石とりをした結果、虫歯が見つかったので良かったです！

関係ないですが、インテリアがすごく素敵な病院でした💛

カフェみたいな雰囲気です🌱

この病院を選んだ理由

ここは旦那が先に通い始めていたところなのですが、先生が治療内容について丁寧に説明してくれるところや、旦那の心配な点について気にかけてくれる姿勢をみて信頼できると思ったそうです。

実際に私も通ってみてそう感じました。先生やスタッフさん、受付の方も親切でした🙂

虫歯の治療の説明

歯のレントゲンと写真撮影をした後に、モニターの写真を見せながら先生が治療方法について説明してくださいました。

私の場合は上の親不知が歯磨きの邪魔しているせいで、右側の親不知と隣の歯の間に虫歯ができてしまったようです。そのため、虫歯の治療+虫歯の原因を作る親不知の抜歯(予防的に左側も)をすることになりました。

先生から虫歯治療の方法として

• レジン
• インレー
• クラウン

を挙げて説明されました！

ちなみにこの３つは進行度や虫歯の大きさによって適応が違うようで、

レジンは小さい範囲の虫歯に適用され、虫歯部分を取り除き、補填物を埋めていく方法、

インレーは虫歯部分を削り、型を取った後に補填物を装着する方法、

クラウンは広い範囲の虫歯に対して、虫歯を大きく削って形を整えた後に同じく型を取り、補綴物をかぶせるといった方法だそうです。

私の場合はインレーが適応だそうで、セラミックのインレーをすることになりました。

治療の感想

実は私は下の親不知は10年前に両方抜いているのですが、局所麻酔の注射が怖かったので鎮静(眠っている間に)の状態で受けました。今回は普通に起きている状態で行うのでちょっとドキドキ…

歯茎への注射なんて絶対痛いだろうな…と思いましたがそこまで痛くなくて安心…。

抜歯中ももちろん麻酔のため痛みはないですが、先生が歯を器具で掴んで引っ張るときにミシミシ、メキメキ、バキィッ!と音がするのでちょっとびっくりしました😂笑

その後は虫歯の治療もしました。この日は虫歯部分を削り、型を取って仮のつめものをしました。

治療後は

• 止血のため、2時間はガーゼをかんだままにする
• 血液や唾液は吐かずに飲み込んだ方が傷が早く治る
• 飲酒や喫煙は禁止
• チムジルバン、サウナ、激しい運動を控える
• 2.3日ストローを使うのは禁止
• 抜糸後、麻酔が切れるまで(2.3時間)食事は禁止
• 仮の詰め物が取れる可能性があるのでガムのような粘着力のある食べ物は避ける

など注意点を言われました。痛み止めと抗生剤をもらい、その後は問題なく経過しています。

治療にかかった費用

今回かかった費用ですが、パノラマレントゲン+両側おやしらず抜歯+虫歯治療で、合わせて33万ウォン(3万3000円)くらいでした！そのうち30万ウォンがセラミックインレーです。

韓国の虫歯の治療費は高い？

韓国の虫歯の治療費は高いと聞いたことがあるのですが、その理由について実際に調べてみました。

保険適応の範囲が狭い

韓国は日本よりも保険適応の治療の選択肢が少ないと感じます。

たとえば韓国で虫歯の治療方法について調べると

• レジン
• インレー…ゴールド、セラミック、ジルコニア
• クラウン…pfm(金属とセラミック合わせたもの)、ゴールド、セラミック、ジルコニア

と出てきますが、全部自費になるんです。

レジンは12歳以下のみ保険適応になります。成人でも保険適応になる材質がありますが、耐久性や健康への問題から勧められていないのが現状だそう。

なので一番初期の虫歯治療のレジンでさえも実質は自費になるんです。ちなみに日本ではレジンは保険適応です。

それ以外にも、日本は保険適応の虫歯治療方法が豊富に感じます。

引用先 https://www.akiyama-dental.net/price/

私が行ったインレーですが、日本では保険適応の金属のインレー(銀色のつめもの)がメジャーなようです。

引用先 https://www.compass-dc.jp/contents/archives/181#toc1

そもそも韓国のインレーには銀のつめものが選択肢にすら入ってないんですよね💦

審美的な問題なのかな？当たり前にセラミックにするようです。韓国人で銀歯の人があまりいないようですが、そもそも治療の選択肢にないからなんですね。

なので、「韓国の虫歯の治療は高い」というのは、そもそも保険適応になるような治療の選択肢が無いせいなのかなと思いました。

ちなみに私の奥歯はセラミックで生まれ変わりきれいになりました！ 👏

正直、上の奥歯なんてどの角度からも見えづらいし銀色でも良いのですが…耐久性がもっと良いらしいのでよしとします💫

自由診療は日本よりも安いんです！

虫歯治療、韓国の方がお金かかるなと思いましたが、自費での治療は日本より安く出来ます！

虫歯の治療方法の費用を比較してみました。(10万ウォン＝1万円)

	日本	韓国
セラミックインレー	4～8万円	20～30万ウォン
ジルコニアインレー	4～6万円	25～30万ウォン
ゴールドインレー	4～7万円	40万ウォン
メタルボンド(pfmクラウン)	8～15万円	35～40万ウォン
セラミッククラウン	9～11万円	45～55万ウォン
ゴールドクラウン	8万円	45～55万ウォン
ジルコニアクラウン	5～9万円	40～60万ウォン

病院や患者さんによって費用は変わってくるとは思いますが、韓国の方がだんぜん安いですよね？

あとはインプラントもかなり差があるんです。

日本でインプラント治療をすると一本30～40万円くらいするようです。一方で韓国では100万～200万ウォンくらいの価格でできるそう。

私の通っていたところでは一本99万ウォンでした。だいたい一本10万円くらいでできるんです。

ちなみに旦那いわくソウル大学の歯科病院でしても一本200万ウォンだそうです。

日本が高すぎるのか、韓国が安いのか…🤔

おまけ|歯医者でよく使われる韓国語

治療を受けているときは布を顔にかぶせるので、耳で先生の言葉を聞くしかないですよね。聞き取れないと困るので、治療に使われていた韓国語をまとめてみました。

• • 입 벌리세요.아 해보세요.口を開けて下さい。あ～ってして下さい。

• • 마치 할게요.따끔할거예요.麻酔します。チクッとします。

• • 입을 헹궈해주세요.口をゆすいで下さい。

• • 조금 실릴수도 있어요.少し染みるかもしれません。

• • 입 다무세요.口を閉じてください。

• • 딱딱딱해주세요.歯をカチカチと鳴らすように噛んでください。

• • 사랑니 おやしらず
  • 어금니 奥歯
  • 발치 抜歯

다무세요(タムセヨ～)が最初分からなくて戸惑ってしまいました😂

ちなみに痛みがあるときは手を上げれば大丈夫です。

では読んでくださってありがとうございました！

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